2015年5月15日金曜日

[Java] QuickFIX/J 1.6.0 (2) リリース

QuickFIX/J 1.6.0 がリリースされたようなので試してみた

QFJ 1.6.0 release notes

□ ダウンロードと実行(java version "1.8.0_45")
ビルド済みのバイナリファイルをダウンロード
quickfixj-core-1.6.0.jar
quickfixj-messages-fixXX-1.6.0.jar (必要なバージョン、allなら全部込み)
をパスに指定する。

実行したところ、NewOrderSingleのインスタンス作成時 new NewOrderSingle() に以下のエラーが発生

java.lang.VerifyError: Bad type on operand stack
Exception Details:
  Location:
    quickfix/fix44/NewOrderSingle.get(Lquickfix/field/SettlType;)Lquickfix/field/SettlType; @2: invokevirtual
  Reason:
    Type 'quickfix/field/SettlType' (current frame, stack[1]) is not assignable to 'quickfix/CharField'
  Current Frame:
    bci: @2
    flags: { }
    locals: { 'quickfix/fix44/NewOrderSingle', 'quickfix/field/SettlType' }
    stack: { 'quickfix/fix44/NewOrderSingle', 'quickfix/field/SettlType' }
  Bytecode:
    0x0000000: 2a2b b600 3057 2bb0   

SettlType はFIXのバージョンによってQFIX/Jのフィールド種別が異なっているようだ。
FIX4.4ではCharField、FIX5.0ではStringFieldで定義されている。
デフォルトでは、coreに定義されているSettlTypeはStringFieldを拡張している。

VerifyErrorはJDK7以降でclassファイルの検証方式が変更になったことによるものらしい。
既存プロジェクトをJDK8へ移行したら、java.lang.VerifyErrorが出た

とりあえずの解決法はフィールドのそろえればよい。↓のQAにも同様の回答があった。
[Quickfixj-users] Using multiple versions of FIX with Quickfix


□ ビルド
ソースをダウンロードして再ビルドする。
しかし、そのままビルドしたらテストが通らない。。。

原因を探すのが面倒なので、テストスキップでビルド
mvn install -DskipTests=true

全体を一度ビルドした後で、messageの定義を変更して再ビルドする。
使用したいバージョンの定義ファイルを編集する。FIX4.4の場合は以下
quickfixj-messages-fix44\src\main\resources\FIX44.modified.xml
このあたりを変更する
前)   
    ↓
後)  
メッセージだけビルドして終了

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